nkm692007-09-02

なんだか飯日記になってきたw
小田急梅ヶ丘駅にほど近い、白河ラーメンのお店。名店「とら食堂」の流れを汲んでるらしい。

白河ラーメンとの出会いはかれこれ4年位前にさかのぼり、ちょっとほろ苦いと言うか今となればいろんな意味でイタいというか・・・そんな記憶とともにあるわけなんだけどまぁそれは別にここで書くことでもないので割愛し、とにかく福島県白河市か表郷村のどっちかにある、「すずき食堂」が最初だった。。。あ、でも違うかも知れない。南胡公園(だったかな?)てのがあって、その公園のなかにある店だったかも。

で、そのときはやたらあっさりしてて昔懐かしい・・・なんかそんな感じだなってだけだった。当時はとんこつとかとんこつ醤油とか家系だとかそんなんばっか食ってたし、派手さのないラーメンは“素朴”としか言いようがなかったわけだが・・・だがしかし。

 その美味さに気づいたのは3回目くらいに食べてからかな?店名は忘れたけど、地元では結構知る人ぞ知る(白河にはラーメン屋はかなりあって、昼時なんかはどこも並んでる。とら食堂なんかは並び過ぎでまず行く気がしなかった・・・)感じの店で、手打ちのもっちり麺と澄んだスープの奥深さにやっとこ気づいたのだった。というわけで以降は白河に行くお楽しみのひとつとなり、年に数回、行った度にどっかしらで食べてたもんだった。

 いまでもたまに思い出す。夏は山と田圃と青空が広がり、信号の少ない国道沿いに地方都市にありがちなショッピングセンターが点在し、駅のホームからは夜になるとライトアップされた白河城が浮かんで見える。冬はいちだんと澄んだ空気で刺すように冷え込み雪が降れば一面真っ白になる。

 当地に行くことがなくなった現在、たまに無性に食べたくなるとてくてく自宅から歩いてこの店でワンタンメンを注文する。ワンタンはとりたててうまくないが、なんか頼んでしまう。
 このときは店主のおじいちゃんが一人だけでやってた。明らかに地元民っぽいおっちゃん達と、20代の男女がいた。スープは相変わらず澄んでいて、めんはひらべったくてもっちりだった。現地で食べて感動した味の記憶は薄れつつあるので比べる事はもうできない。でも、美味しかった。きっとしばらくしたらまた行くだろう。