“Sleep Through the Static”Jack Johnson
Jack Johnsonというと、サーフミュージックだ。だが、風景的には、別に海じゃなくてもいい。山でもいい。
晴れてる日がいい。
窓越しよりも直に空気の流れが感じられたほうがいい。
視界をさえぎるものがなるべく近くにないほうがいい。
移動しててもいいが、電車や自動車のようにめまぐるしく景色が変わる乗り物はいただけない。
そう考えると、田圃に囲まれたあぜ道を、制服に学校指定のヘルメットかぶった中学生がチャリンコ乗りながら聴いてるってのは、これはアリだな。
むしろ望ましいかも。なんかお洒落でモテそうなイメージもあるけど基本的にはそんな感じだな。
なんてなことを考えながらこのアルバムを聴きながら、てくりてくりと路地を歩いていた。晴れてて、夕暮れにはまだ少し早い時間だった。ニット帽をかぶって髭を生やしたおじいちゃんが向かいから歩いてきた。道の左側では、八百屋が野菜を並べて主婦がそれを吟味していた。路地を抜けた先の通りでは忙しそうに行き交う人たちがいた。
あーそうか。こんな日常の風景に一番合う音楽なのかも。
![Sleep Through the Static (Dig) Sleep Through the Static (Dig)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51ZMKGa8TQL._SL160_.jpg)
Sleep Through the Static (Dig)
- アーティスト: Jack Johnson
- 出版社/メーカー: Brushfire Records
- 発売日: 2008/02/05
- メディア: CD
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