“the book about my idle plot on a vague anxiety”toe

 昔職場に音楽オタクなアメリカ人がいた。彼は鍵盤弾きで、あるとき日本人の女の子を好きになって初デートはどこがいいかとかあーだこーだ言ってまんまとモノにしたあげく、最終的にはその娘をL.Aに連れて行ったのだった。
 今頃何してるだろうか。まさかまだ付き合っちゃいないと思うが。
 とまあそんな彼に教えてもらったバンドのひとつがtoeだった。長いこと忘れてたけど、昨年フジロックに出演してて昼下がりのホワイトステージですごくいい演奏をしてたのを突然思い出しアマゾンでお買い上げ。
 ジャケはこれは、鹿ですかね。タイトルは「漠然とした不安の上にある私のくだらない企みについての本」だそうな。このジャケの鹿(?)の角が生えそうな芽吹いてきそうな、じーっと何かをみつめて何かやってくれそうななんにもしなそうな。

 ポストロック、というカテゴリーはもうとっくに過去のもになってしまった感があるけどそんなことには全然関係なく、ここには自分達の音楽を研ぎ澄まし続け聴く者に高らかに宣言してるようななんというか自信というか信念というか。そんなものがヒリヒリ感じられる。
 というか僕はそう感じた。ギター、ベース、ドラムそれぞれが旋律を紡ぎだして絡まりあってるけどすごく絶妙な隙間感があったり。ドラムがカッコいいんだよなぁ。ギターもクリーンでシャキーンとしてて(テレキャスっぽい)、でもちょっと湿っててメランコリックで。艶っぽい。
 でもライブはもっとカッコいいのです。今年はROVO主催のMan Drive To Tranceに出演ってことで、CD聞いてると期待も高まり先走り汁もほとばしろうかってモンですよ。

the book about my idle plot on a vague anxiety

the book about my idle plot on a vague anxiety

どうしたら日本のサッカーファンになれるのか

サッカーって最近難しくね? - ゆっくりいこう
このエントリを読んで。
どうしたらJリーグ好きになれるか、ビールを3,4本空けながらぐだぐだと考えてみた。
前から思っていた。FCバルセロナのファンにはなれるのに(ソシオではないが)、なぜにJリーグで贔屓のチームができないのか。
スペインなんて行った事もないし、スペイン人の友人がいるわけでもない。
Jリーグ発足でサッカーを見出したクチなので、Jリーグで好きなクラブがあってもよさそうなもんだが、知人には横浜Fマリノスだとか浦和レッズだとか川崎フロンターレだとかのサポーターがいるのに、スカパーにも入ってるのに、Jリーグはまったく見ない。
30年以上東京に住んでるが、味スタも近所ではないけどそこそこ近くにあるのに、行ったことはない。

最近じゃ日本代表の試合も見ない。天皇杯高校サッカーはたまに見る。

なんでだろか。ミーハーだからか。それは否めない。だがミーハーであるってことはそうさせる何かしらの理由がそれなりにある。
まあ簡単に言ってしまえば世界的なスターがいる。スペクタクルがある。試合の流れは速いし、リーガエスパニョーラは下位のチームでもガンガン攻めてて見てて楽しい。近年躍進著しいセビージャにしても、世界的に有名な選手はいないけど成長株の両サイド、ディエゴ・カペルとヘスース・ナバスのプレーは見ててとっても小気味いい。

とはいえ、もちろんスペクタクルな試合ばかりじゃない。メジャーなチームが格下にやられてしまうこともあるし、勝ったはいいけど内容的にはイマイチな試合もあるっていうかむしろ90分間まったく緊張を切らさずに見れることって結構まれ。
たぶんこのへんがサッカーのとっつきにくさではあると思う。世界的スターといってもハリウッドスターみたいに一般的に有名ではないし、90分見続けても1点も入らないこともある。昔付き合ってた彼女が野球観戦とサッカー観戦についてものすごく的を得た発言をした。

「野球では9回裏ツーアウトで3点差をひっくり返すこともあるがサッカーではまず同じようなことはない」

いやそりゃサッカーは攻守がめまぐるしく入れ替わって攻撃したくてもできない時間帯はあるし、そもそもガチガチに守られたらスター軍団といえどもそう簡単には点は取れない。
まあそこをどう崩すかが面白いとこでもあるわけだが、野球に比べたら見ずらいのかなぁとは思う。バスケほど点が入りまくるわけでもなくバレーボールみたく何点入ったら終わりでもなく、サッカーみたいに点がはいりずらいわけでもない。なおかつゆったり見れる。
野球ってのはそういうところがいいのかもしれない。

で、なんでJリーグじゃなくてスペインリーグなのかって話だが、自分的には結局文化なんだと思う。むこうは歴史がある。
ヨハン・クライフだとか、代々ソシオだとか、カンプノウという偉大なスタジアムだとか、レアルマドリーとの歴史的な因縁だとか。ファンであることがなんか嬉しいっていうか。まあ自己満足なんですけど。
特に代々ソシオってのはいいよなあ。自分に息子ができたら、贔屓のJリーグのチームを作りたい。でもって週末は試合見に行って(もちろん夜中にはリーガエスパニョーラも録画)、帰りに焼き鳥食ってクダまいたりしたいなあ。居酒屋に子供を連れてくってのは・・・嫁の反対にあうかもしれんが。

“Sleep Through the Static”Jack Johnson

nkm692008-02-20

 Jack Johnsonというと、サーフミュージックだ。だが、風景的には、別に海じゃなくてもいい。山でもいい。
 晴れてる日がいい。
 窓越しよりも直に空気の流れが感じられたほうがいい。
 視界をさえぎるものがなるべく近くにないほうがいい。
 移動しててもいいが、電車や自動車のようにめまぐるしく景色が変わる乗り物はいただけない。
 そう考えると、田圃に囲まれたあぜ道を、制服に学校指定のヘルメットかぶった中学生がチャリンコ乗りながら聴いてるってのは、これはアリだな。
 むしろ望ましいかも。なんかお洒落でモテそうなイメージもあるけど基本的にはそんな感じだな。

 なんてなことを考えながらこのアルバムを聴きながら、てくりてくりと路地を歩いていた。晴れてて、夕暮れにはまだ少し早い時間だった。ニット帽をかぶって髭を生やしたおじいちゃんが向かいから歩いてきた。道の左側では、八百屋が野菜を並べて主婦がそれを吟味していた。路地を抜けた先の通りでは忙しそうに行き交う人たちがいた。
 
 あーそうか。こんな日常の風景に一番合う音楽なのかも。

Sleep Through the Static (Dig)

Sleep Through the Static (Dig)

 音の散らばせ方やリズムがやたら心地よい音楽。

 あまりにも久しぶりなので日記の書き方を忘れた。
 しかしまたひとつ歳を取ったので、何か新しい習慣をつけるかこれまでの習慣を捨てるかしたいと思う今日この頃なので、書いてみようと思う。

 捨てるべき習慣は何か。答えはとっくに出てて、喫煙。20代のころはほとんど考えもしなかったが、なにしろ喫煙してて得をすることが何一つない。フランク・ザッパは死を宣告されてなおタバコを止めなかったという。自分もそんな風にありたい。別にザッパに憧れていた訳では全然ないが、そんな風に思っていたなぁ。歳は取ってみるもんだ。
 でも止められないんだこれが。まあ、なんとなく思ってるだけ。


 Golden Eggsがおもしろい(いまさらか)。stage6で落としては、iPodに入れて通勤中の電車の中で一人ニヤニヤしているここ2,3日。
で、そんなGolden Eggsはレンタルをやっていないようだ。動画サイトで落とすか、友達に借りるか、自分で買うか、しかない。stage6iPodで見る分には画質音質とも申し分ないがいかんせん上がっている数が少ないのが残念だ。著作権侵害は重々承知だが、アップしてくれている人にはホント感謝。
 どうやらカトゥーンチャンネルとかでもやってるらしいが、だいたいケーブルにしてもWOWOWにしてもスカパーにしても手続きやら機器やら、めんどうなんだよね。全部ネットにしちゃえばいいのに。
 少なくとも、大画面放映に耐えられるほどのクオリティーを要求しない自分としては、stage6でも十分です。見たいコンテンツは個別課金でも買うさ(値段にもよるけど)。DVDは1枚3000円という価格、しかもDRM付という使い勝手の悪さを考えると手を出しにくいしなあ。

 乱文だが久しぶりと言うことで、まあ、いいや。

ウイニングイレブンDS ゴール×ゴール

 ブログを続けるってのはホントに難しいなぁ。事前に情報収集を必要としないこんな日記でさえそうなんだから、いやこんな日記だから続かないのか。いつかは世のため人のため、ステキなエントリーが書ければ良いと思う。

 そんな前置きとは関係なく、ウイイレDS2作目。

 私はテレビゲームってもんがスーファミで止まってまして、PSのボタンの使い道がいまだによくわからないというか拒否反応を示すタイプ、ネトゲなんてもってのほかってクチなんですけども、去年DSを買って念願のウイイレを手に入れもう自分でもどうしようもないくらいハマってしまった。
 30過ぎの女遊び(キャバクラとか?)はハマる、と言いますが30過ぎのゲームもそりゃもうやばい。PS2でハマった経験のある友人は夜中にPS金槌で叩き壊すくらい追い詰められたらしい。結婚前で当時同棲していたカミさんが呆然としてたらしい。
 
 まあ本家PSのウイイレユーザーからすればこんなのウイイレじゃない、てな具合で叩かれたりもしてるけど初めて触ったウイイレがDSっていう場合の中毒性は実際やばく。
 だってコナミのキャッチコピーじゃないけど、「パカっと開いてさくっとサッカー」そのまんまなんだもの。「さくっと」の部分がワナで、やりはじめちまったらとても「さくっと」なんていかない。もう最終的には、ソフトを捨てた。生活に支障をきたす、というか、プライベートで一人でいる時間のほとんど(通勤・帰宅時間含む)DS開いてちっちゃい画面とにらめっこみたいなことになってたのでもうなんというか自分に戦慄した。おれこんなにゲームにはまれるの?つうくらいに。

 で、捨てたわけなんだけれどもどうして自分はこんなに学習しない人間なのか。わかっちゃいるけどやめられないスーダラなのか。
2作目をまんまと買ってしまった。煙草もやめられないわけだよこりゃ。
 もうワールドツアーをとっくにクリアしたのでさすがに睡眠時間を削ってまではやらないけど、今回もハマっております。気づいた点をいくつか。

  • アイテムとかミニゲームが追加されたがほぼ前作と同じ。
  • 選手の顔のグラフィックが出るようになった(基本ブサイクだが・・・。デコは似てるけどひどいw)。
  • 前作で大きなストレスだったゴール前での混戦のぐちゃぐちゃはかなり改善された。
  • 操作性も向上した・・・気がする。
  • クラシックの選手がガチャゲットで獲得できるようになった。
  • 金モード・銀モードはない?調べてないけど。
  • そのかわりコインの獲得は容易になった。
  • ガチャガチャに加えてスロットで選手を獲得できるようになり、狙った選手を集めやすくなった。
  • 前作にはなかった南米のクラブがある。

WiFiは、まだやってないのでわかんない。

 (自分勝手な)不満としては、

  • クラブチームが相変わらず少ない!イングランドなんていわゆるビッグクラブが一個もない。
  • クラシックにジダンベルカンプもいない(←すごい期待してた)。
  • 相変わらずCOMの「むずかしい」と「ふつう」の差が激しい。

本家をやったことないのでその良さを体感してないんだけども、マスターリーグ?引退してまた若返って帰ってくるアレが欲しかったなあ。あとは自分のチームが複数セーブできるとか。
 とはいえ、やっぱりよくできたゲームですよ。今夜もパカっと。

ふぐ@木都里亭

 先週の金曜に寿司食って、火曜には河豚wwいいのかこんなに良いもの食べ続けて。
 というわけで「健保でうまいもの食うツアー第三弾:ふぐコースinトスラブ山王http://www.its-kenpo.or.jp/restaurant/sannou_wasyoku/index.html」。先日寿司食ったのと同じ建物です。
また来たのかお前ら、と受付のお姉さんも思ってるに違いない。間違いない。

 この木都亭は特に河豚専門ではなく和食レストランと言うことなんで、他にもあるみたいだが河豚づくしのコースが¥5000になっちゃうわけですよ。これはお得。

 メニュー的には、まず先付け、続いて前菜。


 そして河豚刺!嬉し恥ずかしながら初河豚!これ。この透き通ったやつ!昔、味いちもんめ(だっけな?)で読んで以来、この皿を拝んでみたかった(大げさ)

 葱を巻いて食べると美味。ポン酢がこれまた、香りがいい。
 といいつつ、じつは同時に出された皮の刺身のほうがコリコリしてて美味でした。
 そして続いては、河豚の唐揚。これがやばかった。


 ぷりっぷりですよ。この弾力と旨味。コレ・・・魚?と和服姿の店員さんに聞きたくなる感じ。
 カーネルサンダースも悶絶ののち家業をほっぽり出して和食に弟子入りするに違いない感じ。

 で、続いてはてっちり!

 店員さんが一人前ずつ取り分けてくれます。ウマーーーー!身は火を通したほうがうまいかも。好きになっちゃうかも。
 この・・・ねえ。骨の周りのゼラチン質?コラーゲン?の部分が、ものすごく旨い。恥も外聞もなくしゃぶりつくしたい、そんな感じ。
 〆は出汁がしっかり取れたスープで雑炊。。。至福。お代わりすること三杯。

 デザートにメロンが出て、完食。
 またまた、ごちそうさまでした。

鮨一新@山王健保会館

 健保の割引をつかってうまいものを食おうじゃないかツアー第二弾。
 今回はトスラブ山王にある寿司屋さん、「鮨一新」へ行ってまいりました。保険証忘れて危うく趣旨が変わるとこだったけど、あとで証明書送ればOK!社判押してFAXしなきゃいけないってのがちょっとめんどくさいが・・・。
 まあでもそれで美味いものが安く食えるなら!(板前お任せコース¥8400→¥5250)

 てことで、テーブルにつくとさっそくつきだしが。姫サザエの壷焼きとコチの昆布付け、あともう一品(忘れた・・・)。コチが歯ごたえがよくて酒の肴にもってこい。


ちょっと写真が暗いけど、お次は刺し盛ですよ!!大トロ・中トロ・赤身・鰹・真鯛・アワビ・〆鯖・ヒラメが一切れずつ。大トロよりも中トロのがとろけて美味。さらに〆鯖が脂がのってやばいことこの上なし。

 次にやってきたのは本シシャモ。普段食べてるシシャモは別物って話は良く聞く。過去に一回だけ、「これが日本のししゃも」って言われて食べたことがあったけど、今回のはまったく別モノ。身がぎっしりつまって大ぶりで、食感は鮎に近かったように感じた。毎朝食べたい。食べれるもんなら。

 続いて茸の茶碗蒸し。出汁がすごく効いてて、塩味はかなり控えめ。これはちょっと好みが分かれるかも。匂いはすごくよかった。

 
 そしてメインの一皿!握りキタ!大トロ・中トロ・赤身・墨烏賊・海胆・白身魚が2種類、松茸・コハダ・ホッキ貝・玉子。
 マツタケの寿司はお初!そして海胆がなめらかで甘い・・・同行した海胆普段食わない彼女も絶賛。ここまでで結構お腹いっぱい。酔いもまわってきたw

つぎはお好みの巻物。かんぴょう・おしんこ・梅シソ・カッパの中から1本。さっぱりと梅ジソをチョイスしたけど大正解。

 仕上げはワタリガニの味噌汁。でかい・・・身がぎっしり。そしてこのカニの旨味がたっぷり出た味噌汁の美味いことといったらもう・・・(絶句)

 〆にデザートでほうじ茶アイスをいただいて、大満足で帰路へ。日本酒飲んだら不覚にもだいぶ酔ってしまった。
 ごちそうさまでした。